研究・臨床診断用酵素の機能改変


 逆転写酵素はRNAを鋳型としてDNAを合成する酵素で、研究や臨床診断に使用されている。RNAは高温では二次構造をとらないため、高温で逆転写反応を行うことが望まれるが、逆転写酵素の熱失活が問題となる。我々は現在、遺伝子工学を用いて、モロニーマウス白血病ウイルス(MMLV)逆転写酵素の熱安定性の向上を試みている。さらに、熱安定性が向上した逆転写酵素を用いた新しい核酸増幅法を構築し、産業上での利用を目指している。






a) 研究・臨床診断用酵素の機能改変
b) 食品中の酵素阻害物質の探索
c) 食品原材料製造用酵素の反応制御
d) 有用酵素の創製を目指した基礎研究